計測器・測定器玉手箱

  • 接地抵抗の計測法
  • 計測器とコネクタ(その1)
  • 計測器とコネクタ(その2)
  • 方形波の性質と計測上の扱い
  • 信号の回り込みとクロストーク
  • スタブの形成と信号の分配
  • アッテネータとその使い方
  • ケーブル接続の基本
  • 計測とフィルタ(その1:フィルタの種類と用語)
  • 計測とフィルタ(その2:フィルタの周波数特性と波形応答)
  • ジッタとその測定
  • 計測とトリガ
  • インピーダンスの計測と計測器 (その1)
  • インピーダンスの計測と計測器 (その2)
  • インピーダンスの計測と計測器 (その3)
  • 電流計測の原理
  • プローブと測定器
  • 音の性質と騒音計測
  • 周波数カウンタとその使い方
  • ひずみと振動計測の基本
  • シールドとガードについて
  • アイソレーションアンプ
  • 入力インピーダンスと計測精度
  • LCRメータと5端子法
  • プリアンプとノイズフィギュア
  • USBの基礎知識
  • イーサネットの基礎
  • プロトコルとレイヤ
  • GP-IB
  • いろいろなデシベル
  • ミリ波の性質とその応用(第1回:ミリ波の性質)
  • ミリ波の性質とその応用(第2回:ミリ波の応用)
  • GPSの原理と応用
  • 2.4GHz ISMバンドについて
  • OFDMとは
  • デジタル変調方式
  • Bluetoothのしくみ
  • 部品定数とE系列
  • CR回路応答(時間領域編その1)
  • CR回路応答(時間領域編その2)
  • CR回路応答(周波数領域編その1)
  • CR回路応答(周波数領域編その2)
  • ロジックステートとオープンコレクタ
  • 制御システムとフィールドバス
  • シールド線と同軸ケーブル
  • 交流電源装置
  • 負帰還の考え方
  • 相互変調と混変調
  • 直線性と波形ひずみ (高周波編)
  • インピーダンスマッチング
  • アイパターンとコンスタレーション(その1)
  • アイパターンとコンスタレーション(その2)
  • フーリエ変換と窓関数
  • 周波数帯域と立ち上がり時間
  • 計測器・測定器玉手箱
  • 接地抵抗の計測法
  • 計測器とコネクタ(その1)
  • 計測器とコネクタ(その2)
  • 方形波の性質と計測上の扱い
  • 信号の回り込みとクロストーク
  • スタブの形成と信号の分配
  • アッテネータとその使い方
  • ケーブル接続の基本
  • 計測とフィルタ(その1:フィルタの種類と用語)
  • 計測とフィルタ(その2:フィルタの周波数特性と波形応答)
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  • 2.4GHz ISMバンドについて
  • OFDMとは
  • デジタル変調方式
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  • CR回路応答(時間領域編その1)
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  • 負帰還の考え方
  • 相互変調と混変調
  • 直線性と波形ひずみ (高周波編)
  • インピーダンスマッチング
  • アイパターンとコンスタレーション(その1)
  • アイパターンとコンスタレーション(その2)
  • フーリエ変換と窓関数
  • 周波数帯域と立ち上がり時間
  • まず、変調信号をパラレルデータにしてI-FFT(逆 高速フーリエ変換)します。
    逆フーリエ変換は、周波数領域のデータを時間領域のデータに変換します。

    I-FFTに変調信号のデータ(元データ)を入れるということは、1と0で構成される元データ(時系列データ)を、周波数軸上で元データと同じ形でスペクトラムが配置された信号(スペクトラムデータ)と考え、これを時系列に変換する操作であると考えることができます。

    図4ではこれをQPSK(Quadrature Phase shift keying)することでCOFDM信号を得ています。

    OFDM信号には多重数と同じ数のキャリアが存在しますが、この変調方式なら必要なキャリアはひとつだけで済みます。

    OFDMの復調は、変調と逆の手順を踏めばよいので、PSKの復調器とFFTがあればよいことになります。

    最後に、OFDMのメリットとデメリットを検討しながら、何故OFDMが使われるのかを考えます。

    OFDMのメリットとして最も大きいのはフェージングに強いという点です。
    フェージングとは、無線通信において信号の強度などが時間的・空間的に大きく変化する現象を言います。そして、信号の周波数がわずかに異なるだけでフェージングの状態は大きく変わります。

    OFDMは多重化する数と同じ数のキャリアが広い周波数範囲にわたって分布します。さらに、デジタル信号の各ビットをパラレルに送ることと等価なので、各信号のビットレート(転送速度)は、シリアル転送する場合よりも遥かに遅くすることができ、補完信号を挿入することもできます。
    このため、全体としてフェージングの影響を小さくできます。