『北渓先生字義』は、朱熹の高弟の陳淳の講義を、陳淳の弟子の王雋が記録編集したものである。・・・宋代性理学の分野で頻繁に使用されている重要な術語、 とはいっても・・・当然のことながら、そのほとんどが古代の経書、なかんずく程朱が尊重した『四書』の中に出典があり、儒学の基本的な概念として、すでに
馴染み深いものばかりであるが、その中の特に重要なものを選び出し、宋代性理学者達が、それらにいかなる意味内容を付与したかを、思想史的な背景をも充分 に考慮しながら、詳細に解説し、それによって宋代性理学の理論構造を明確にしようとしたものである。従来から宋代性理学の入門書、あるいは概説書として多
数の人士に愛読され、過去七百年間にわたって、中国はもちろんのこと、朝鮮、日本においても各種の刊本が刊行されて来た。(本書p.239より)
4・6判 246頁 1996年3月発行 ISBN 4-87636-134-7
近代の中国は、個性的で魅力的な人物を輩出している。清 朝崩壊、軍閥割拠、国共内戦、そして文化大革命と、動乱の波がつぎつぎと押し寄せる中、時代は新しいシステム構築とそれを担う、創造力と挑戦力に富んだ人 材を絶えず求めていたからである。そんな時代の申し子とも言うべき彼らが、近代中国の文化を形成し、自らも文化人として活躍した。本書は、そんな近代中国
の文化人を30人とりあげ、その書、つまり彼らの筆跡を手がかりとして、それぞれの人物のある一側面にスポットをあてようとするものである。(本書「はじ めに」より)
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