このたび、郷さくら美術館では、「水—巡る—現代日本画」展を開催いたします。青く澄み渡る「水」の流れゆく景観は、人々の心に潤いをもたらします。自然界では、雨・沢・滝・湖・川・海のように様々な形で巡り流れてゆきます。それらは別々の存在ではなく、長い年月をかけて地球上の「水」が姿を変えて巡っているものではないでしょうか。 本展では、当館所蔵の作品の中から、水の巡りに着目しました。しとしとと降る雨、大迫力で落ちる滝、さらさらと流れる川、波しぶきを描いた海の作品など、とめどなく流れる水の巡りを感じて頂く展示といたしました。暑い夏の季節に、目にも涼やかな青い水の巡りをどうぞご堪能ください。 満開の桜の作品だけを展示する「桜百景」は、当館へお越し頂いた方々に「お花見」を楽しんで頂くための展示室として、多くの方々よりご好評を頂いております。
今回は、企画展に合わせて水辺の桜の作品13点を展示いたします。華やかな桜花の美しさと、涼やかな水の饗宴をお楽しみください。 【出品作家】
阿部 穣、木下めいこ、黒岩善隆、坂本藍子、桜井敬史、杉村眞悟、髙橋浩規、伊達 良 他(五十音順)