順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として、
ホームページ
が表示される流れと「
Webサーバ
」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
あなたが
ホームページ
を見ようとすると、まず、ホームページを見るときに使う
ソフト
(
Webブラウザ
)からホームページの
ファイル
が置いてあるコンピュータ(
Webサーバ
)に対して「この
ページ
をおくれ」なお願いが出されます。
そのお願いに対して、WebサーバさんからWebブラウザさんに「ほれ、そのページだよ」とお返事がきます。
お返事を受け取ったWebブラウザさんは、受け取った内容(ホームページのファイル)を画面上に表示してくれます。
これが、ホームページが表示されるときの流れです。
さて、ここで、Webサーバさんに注目してください。
ホームページのファイルが置いてあって、Webブラウザさんのお願いに応えるやつです。
実は、こいつは普通のコンピュータです。
Webサーバ専用の特別なコンピュータではありません。
WebサーバをWebサーバたらしめているのは「Webサーバのソフト」なのです。
普通のコンピュータにWebサーバのソフトを入れることによって、Webサーバとしてのお仕事ができるコンピュータになります。
大事なのは箱ではありません。中身です。
Webサーバのソフトさえ入れれば、あなたが普段使っている
パソコン
だってWebサーバになれます。
以上を踏まえて
Webサーバのソフト(のひとつ)
が「IIS」です。
IISは、
マイクロソフト
さんが作ったWebサーバのソフトです。
コンピュータにIISを入れると、そのコンピュータはWebサーバとしてのお仕事ができるコンピュータになります。
ちなみに「Microsoft
I
nternet
I
nformation
S
ervices
(マイクロソフト・インターネット・インフォメーション・サービス)
」の略で「IIS」ね。
気が向いたら、覚えてあげてください。
※「Microsoft Internet Information Services」を何となく日本語にすると「マイクロソフト製インターネット情報サービス」となります。
[詳細]
繰り返しになりますが、IISはマイクロソフトさんが作ったWebサーバのソフトです。
そのため、
Windows Server
には最初から入っています。
使いこなすには、それなり以上の知識が必要ですけどね。
あと、ついでなので書いておくと、Webサーバのソフトには他に「
Apache
(アパッチ)
」や「
nginx
(エンジンエックス)
」などがあります。
気が向いたら、併せて覚えてあげてください。
表示するよ
佐々木 真
(ササキ マコト)
1979年1月1日生まれ。男性。イギリス生まれの日本育ち。システム開発系の仕事を中心に10年以上IT業界に生息しているが、実は横文字と専門用語が苦手。
同業者と話すときは「日本語で喋れ!日本語で!」と心の中で毒づくも、自分も専門家という立場なので大っぴらには文句を言えない日々を送る。
※詳細プロフィールは、
こちら(リンク先:「PCS - Piyopiyo Create Service」Webサイト)
をご覧ください。