※このイベントは終了いたしました。

こんにちは! 今回のイベントを主催している伊集院一徹(いじゅういん・いってつ)です。2018年に南伊豆町に移住し、現在は宿「 ローカル×ローカル 」と 漫画家 をやっています。

この企画は、「地域おこし」「地方創生」って、一体どういう状態だろう?

そんな問いを持った僕が、さまざまなローカルで活躍する先輩たちを訪ねて、学んだことを報告するイベントです。 日本仕事百貨 の元編集長の中川くんと一緒に進行しています。

2019年6月から、10人の先輩とイベントをやりました。あらためて書いてみると、錚々たるメンバーに来てもらいました。

気になる回があれば、下記のイベントレポートを読んでみてください。どれもかなり長いので、心して(笑)!

* 肩書きは当時のまま

vol.01「人が増えるってほんとに豊かなの?神山つなぐ公社理事 西村佳哲さん
vol.02「効率化ってほんとにいいの?」真鶴出版 川口瞬さん・來住友美さん
vol.03「文化ってどうつくられる?」群言堂広報誌 三浦編集室 三浦類さん
vol.04「好きと稼ぎを考える」 株式会社BASE TRES代表 松本潤一郎さん
vol.05「地域のしがらみ、どう超える?」長野県塩尻市市役所職員 山田崇さん
vol.06「いいものって、何だろう?」デザイン事務所TSUGI代表 新山直広さん
vol.07「事業ってどうつくるの?」greenzビジネスアドバイザー 小野裕之さん
vol.08「 体験を、どう届ける?」キッチハイク代表 山本雅也さん・プロデューサー古屋達洋さん
vol.9「まちづくりってなに?」株式会社machimori代表 市来広一郎さ
Vol.10「住みたいまちって、どうつくる?」BAGN Inc.代表/Double Famous 坂口修一郎さ

今回、お越しいただく先輩は、藤本智士さんです。

藤本智士(ふじもと・さとし)
1974年生。兵庫県在住。編集者。有限会社りす代表。雑誌『Re:S』『のんびり』『なんも大学』編集長を歴任。マイボトルという言葉から未来に出来る限り負荷を残さない社会を提案するなど、誌面に捉われない編集を数々実践。自著『取り戻す旅』『魔法をかける編集』。共著に『アルバムのチカラ』(映画『浅田家』原案)ほか、『ニッポンの嵐』『みやぎから、』(佐藤健/神木隆之介)など、編集執筆を手がける書籍多数

藤本さんに伺ったテーマは、「属人性の先ってなんですか?」です。

少し本筋を逸れるのですが、遡ること2020年。実は藤本さんとは、秋田に行ったときに別のテーマでお話をしたことがあります。

藤本さんと話した内容は「広義な編集って、なんですか?」というテーマでした。

広義な編集とは、ざっくり言うと、文章を扱う人だけが編集者ではないという考え方。詳しくは、藤本さんの著書『 魔法をかける編集 (しごとのわ・インプレス)』をぜひ読んでほしい。

※その時に藤本さんにインタビューした時の 記録はこちら

僕自身、当時「南伊豆新聞」というWebメディアを一人でやっていました。「このままずっと一人でやるのは不安なんです」と悩みを吐露。

それに対して、藤本さんは「まずは一人でやってみるという経験は大事」とアドバイスしてくれました。

藤本さん:「誰かと一緒にやる」っていうライセンスを持っているのは、ひとりでやったことがあるやつだけ。無闇に一緒にやろうぜーみたいなアレはダメ。うまく一緒にやっている人の話を聞けば聞くほど「やってんな〜こいつ」って人の意見も聞かずに強引にやっているやつばっかり。一人でやる時期が、その人をつくっていく。

僕は藤本さんの言葉を胸に刻み、一人、発信と実践を繰り返し、2021年3月にゲストハウスを立ち上げました。

自分ごとだから、自分起点の発信だから。

企画一つとっても、反響がダイレクトに返ってきて、おもしろい。自分の発信を見て、ゲストハウスに来てくれる人が現れました。

今では、宿や南伊豆について発信したことがきっかけで、このまちに移り住む人が出てきたり、本屋ができたり。

藤本さんの本に出てくる「究極のローカルメディア=自分」という言葉が、実感としてつながりました。

これが発信の力か。

発信を通して、少しずつ自分の身のまわりから変わっていくんだ!

常に自分を奮い立たせて、発信し続けないと前に進まない。

このやりかたって、どこかで限界がくるのでは?と、不安になるときもあります。

なぜ苦しいかというと、属人性が高いからです。自分がいるから、自分のつくる場だから人が来てくれるのって、メリットや喜びもあるけど、同じくらいデメリットもあるのではないか?

たとえば、スタートアップあるあるですけど、誰かに仕事が集中して、潰れてしまうことがあります。代わりが利かないことで、不具合も起こる。

かたや、仕組み化されたチームも、個人が透明になる感じもあって。僕がやりたいわけではないなって思ったり。

そんなモヤモヤを抱え、一人発信を繰り返し、息切れしそうになっている遥か先に、藤本さんが立っている気がしたんです。

藤本さんは、『ニッポンの嵐』『るろうにほん 熊本へ』『 みやぎから、 』など、自身で書籍編集を手掛ける「個」としてのクリエイター。

一方、「ニッポンのあたらしい“ふつう”を秋田から提案する」をコンセプトにした季刊誌『 のんびり 』(2012~16)やWEBマガジン『 なんも大学 』(2016~22)を地元クリエイターと作ったり。誰かの属人性も開花させている人だなって思うんです。

自分の船で進むこともできるし、みんなで大きな船を作って、「あっちにも行ってみよう」と推進力も生み出している。目的を達成したら、「一旦解散、また会おう!」みたいなチームのつくりかたも気になります。

会社としてチームを作る以外にも、藤本さんみたいな強固すぎないチームのつくりかたとか、誰かに任す感じが絶妙だなって。

藤本さん、属人性の先って何でしょう?

今回は若干、お悩み相談の要素が強いイベントになりそうです。

当日は、僕が事前に藤本さんにインタビューを行い、そこで学んだことを皆さんにシェアして、さらに深めていきたいと思います。

2024/8/22(木)
19:00 開場
19:30 イベント開始
21:30 懇親会
22:30終了

リトルトーキョー 4F
(東京都江東区三好1-7-14)
清澄白河駅A3出口より徒歩4分

2,000円+1ドリンク
懇親会は別途カンパ制で日本酒とおつまみ付き!
チケット購入のうえ、イベント会場での1ドリンクの購入をお願いします。
※当日のドリンク購入はキャッシュレス決済のみとなります。

▼タイムテーブル
19:00-19:30 受付
19:30-19:55 自己紹介やイベントの説明など
20:00-21:15 学びの発表やトーク
21:15-21:30 中締め
21:30- 懇親会
22:30 終了
※タイムテーブルは変更になる可能性があります

今回、藤本さんが5月に出した新刊『取り戻す旅』を会場で販売します。地方旅から得た知見をもとに、これまで様々な本を編集してきた藤本さんが北東北の旅へ。「大切な学びはすべて旅から得た」という藤本さんによる旅の作法が詰まった一冊です。

伊集院 一徹(いじゅういん・いってつ)
鹿児島出身。マンガ『ローカル×ローカル』『夜が静かです』を描いています。東京の出版社で編集者を経て、2018年地方へ移住。ローカルメディア『南伊豆新聞』『南伊豆くらし図鑑』を運営。2021年ゲストハウス「ローカル×ローカル」開業。
ゲストハウスローカル×ローカル

中川晃輔(なかがわ・こうすけ)
編集者。千葉県柏市出身。日本仕事百貨の編集長を経て、2021年に東彼杵(ひがしそのぎ)町へ移住。いろんな地域を取材するうちに、自分にとってのローカルとは?という問いが生まれる。今暮らしている足元がローカルなのでは?と仮説を持ちつつ、どうしたらそこをより豊かにできるか、ヒントを得たくてローカル×ローカルを一緒に企てています。

▼学び仲間

森 一峻(もり・かずたか)
1984年生まれ、長崎県東彼杵町出身在住。2008年地元東彼杵町へUターンし、家業の森酒店を継承し、株式会社森商店を設立。2013年から地域交流拠点「 Sorrisoriso千綿第三瀬戸米倉庫 ・くじらの髭・ uminoわ 」を中心に、周辺の空き家をリノベーションした店舗や拠点づくり、起業などのいとなみづくりをサポート。現在は地域のコーディネーターとして編集サイトの運営や、地域のひとやことの動きを活発にするための仕組み「fan℃」の構想、能力開発のためのシステム「WATASHEET」の開発にも取り組んでいる。日々研究所株式会社 代表取締役 兼 一般社団法人 東彼杵ひとこともの公社 代表理事。
●いとなみ研究室
●ローカルしらべ
●くじらの髭

・参加希望の方は必ず下記「Peatixページから申し込む」ボタンより、チケットの購入(事前決済)をお願いいたします。
・お申込み後のキャンセルは基本的に承っておりません。
・特定の思想や宗教、マルチ商法、情報商材の販売などに関わる方の参加はご遠慮いただいております。そのほか、セクハラ行為なども含めて、参加者に不快感を与える行為を目撃した方はお知らせください。

2024/08/22 19:00 開場 19:30 開始
21:30 終了(懇親会は22:30まで)
リトルトーキョー 4F
2,000円+1ドリンク

※このイベントは終了いたしました。

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