中国の重点大学の一つで、法学分野に強みを持つ総合大学です。1952年に北京大学、清華大学、燕京大学、輔仁大学の4校の法学、政治学、社会学などの学部が統合して設立された「北京政法学院」を前身とします。1983年に「中央政法幹部学校」と統合し、現在の名称「中国政法大学」となりました。創立以来、法律分野などで活躍する20万人以上の人材を輩出してきました。 キャンパスは学院路キャンパス(海淀区)と1985年に新設された府学路キャンパス(昌平区)の2ヵ所に分かれています。
2014年9月時点の全日制コースの在校生数は1万5600人余りで、うち留学生が1000人余りとなっています。 法学院、民商経済法学院、国際法学院、刑事司法学院、政治・公共管理学院、商学院、人文学院、外国語学院、社会学院などが開設されているほか、訴訟法学、法律史、法治政治、比較法学、法学教育など法律に関する研究施設も多く設けています。本科は19専攻に分かれており、特に法学、政治行政学、社会学の3専攻に力を入れています。
1952年: 前身の「北京政法学院」創立
1954年: 学院路に移転
1983年: 「中央政法幹部学校」と統合、現在の校名「中国政法大学」に改称
1985年: 昌平区に新キャンパス開設
【留学コースの紹介】
留学生の受け入れスタートは1993年と北京の他大学と比べその歴史は浅いほうですが、国内でも早い段階から法学専攻の留学生を受け入れており、法律を学ぶ留学生数が多いことで知られています。短期の中国語コースや本科・大学院コースのほか、提携大学と共同で法律関係のサマースクールも開いています。
北京市海淀区西土城路25号
サイトURL
http://www.cupl.edu.cn/
15,000人
86-10-5890-9114
[email protected]
1952年
アクセスの方法
公共機関利用
北京首都国際空港」から空港快速線に乗車、「東直門」駅下車
「東直門」駅より地下鉄13号線(西直門方向)乗車、「西二旗」駅にて地下鉄昌平線に乗り換え、「南邵」駅下車、A出口のり59番のバスにのり「中国政法大学」下車
タクシー利用
空港から約50分、目安180元前後
建築面積20390㎡、約200万冊余りの文献を持つ図書館があり、特に政治法律関係の資料が充実しています。自習スペースもあり。開館時間: 8:00~22:00
運動場、プール、各種球技コートなどがある。
北門外側に大学医務室があります。
校内にATMがあります。
校内にスーパーがあり、日用品・食料が揃えられます。
語学留学(漢語研修班)
漢語研修班では留学生のレベルに合わせた初級・中級・高級クラスが用意され、学生は自己判断によりクラスを選択し、適切な環境で学ぶことができます。学習課程終了後、成績合格者には修了証が発行されます。また、引き続き大学の本科・修士・博士へ進学の際は優先的に審査されます。
一学期と一年のコースがあります。(生徒の要望に応じて短期留学も可能です。学費は月割りで計算されます。)
毎学期18週、毎週15時限以上。
初級・中級・高級にレベル分けが行われ、それぞれの中国語のレベルに応じて学習することができます。
リスニング、会話、基礎閲読、作文、文法、漢字、中国文化、中国人文地理、科学閲読、新聞閲読、翻訳基礎、中国近代史、中国の習慣と国情、コンピューター中国語編集など
『入学申請表』(中国語または英語)
パスポートのコピー
パスポートサイズ顔写真6枚(脱帽、カラー)
48000元/学期
その他の費用
語学留学(法律漢語班)
中国政法大学の語学留学には、色々なコースが用意されており、中でも法律漢語班は中国語学習に加え、法律の学習もできる独特のカリキュラムです。
一学期と一年のコースがあります。毎学期18週、毎週15時限以上。
初級・中級・高級にレベル分けが行われ、それぞれの中国語のレベルに応じて学習することができます。
中国語課程
閲読、応用作文、中国文化、文法、ディスカッション
刑法学、民法学、刑事訴訟法学、民事訴訟法学
裁判所や法律事務所などで法律実務に携わる方との座談会、現場訪問、交流活動なども含まれます。
本科は4~5年間のカリキュラムで専門的な学習を行い、卒業時には学士学位が授与されるコースです。中国語で中国人学生と一緒に授業を受けるため、入学する際に一定の中国語力が要求されます。
語学だけでなく専門学習にも取り組むことから、留学生はより一層の努力が必要なコースですが、多種多様な中国語を使い、中国人と共に勉学に打ち込める環境は、本科ならではと言えます。
本科留学の専攻分野
専攻分野(学制四年)
法学、社会学、行政管理、国际政治、政治学与行政学、公共事业管理、工商管理、经济学、国际商务、哲学、新闻学(法制新闻学方向)、汉语言文学、英语、德语、汉语言、汉语言(法律汉语方向)
大学院留学
政法大学の大学院は、中国で初めて法学専攻の外国人留学生博士を輩出した大学院です。現在も法学専攻は大変人気で、多数の外国人留学生が在籍しています。
なお、大学院では、大学卒業以上(博士の場合は修士卒業以上)の学歴所有者を対象に、留学生を募集しています。専門性の高い授業を中国語で行うため、一定の中国語力が入学時に必要です。全ての授業を英語で行う専攻も開講されていますので、中国語よりも英語が得意な方は、そちらの専攻に注目してみるのも良いでしょう。
大学院留学の専攻分野
修士(三年制)
法学理論、法律史、憲法学と行政法、民商法学、訴訟法学、経済法学、環境資源法学、刑法学、应用心理学、国際法学、政治学理論、中外政治制度、国際関係、行政管理、政治経済学、企業管理、ロジック学
博士(四年制)
法学理論、法律史、憲法学と行政法、民商法学、訴訟法学、経済法学、環境資源法学、刑法学、国際法学、政治学理論
中国法概論、中国憲法と行政法、中国契約法、中国企業法、中国証券法、
中国仲裁法、中国刑法及び刑事訴訟法、中国知的財産法、人権法、
大陸と香港の商法比較研究、中国国際法問題研究、海商法、言語授業など
国際法専攻(博士)
33000元/年
中国法概論、中国憲法と行政法、中国契約法、中国の外国投資法
中国企業法、中国証券法、中国仲裁法、中国刑法及び刑事訴訟法、中国知的財産権法、人権法、
大陸と香港商法比較研究、中国国際法問題研究、海商法、言語授業など
大学院留学 英語授業コース 中国商法(修士、博士)
3年間 (授業は平日の夜、週末、休日に行う)
30000元/年
中国民法、中国企業法、中国契約法、中国破産法、中国知的財産法、
中国労働法、中国環境法、外商投資企業法、中国担保法、中国競争法、
中国消費者法、中国証券法、中国保険法、中国商事仲裁制度、中国税法、
中国銀行法、中国歴史と文化概論、基礎中国語など
奨学金制度
政法大学では本科生と大学院生を対象に、新生奨学金が用意されています。また、研修生も申請可能な北京市外国留学生奨学金もあります。
奨学金の種類により申請資格は異なりますが、校内での優れた態度や優秀な試験成績が必要条件とされていることが多く、勉学のモチベーションを高める意味合いでも挑戦してみる留学生もいるようです。
北京市政府外国人留学生奨学金
・本科生、大学院生(奨学金と学費の免除)
・高級研修生、長期言語生(10000元以下の奨学金)
・特殊貢献生(5000元以下の奨学金)
・中国政法大学に入学予定または入学した留学生
・成績優秀、品行方正、身体健康、中国の法律を遵守する者
・本科または大学院に続けて入学する語学留学生は優先的な審査を行う
新生奨学金
優れた外国人留学生(本科生、大学院生)
※語学留学生は、引き続き本科、大学院へ入学する際に申請可能です。